2013年6月21日金曜日

2013.6.22 第2回研究会のお知らせ

来る6月22日(土)に第2回 外国語教育工具開発研究会(外国語授業で使える教育工学ツール・教具開発者の会)(仮称)を開催いたします。

日時 2013年6月22日(土) 14:00〜17:00
会場 大阪工業大学(大宮学舎)1号館10階 神谷講師室
(参加人数により変更の可能性があります)
参加費 無料

参加申込、お問い合わせ等はこちらからご連絡ください。
(オブザーバーとしてのご参加も歓迎します。)

または以下の連絡手段もご利用いただけます。
メール: kamiya[at]ip.oit.ac.jp
Twitter:@kmyken1 (https://twitter.com/kmyken1)
Facebook: @kmyken1 (https://www.facebook.com/kmyken1)


6月21日現在、以下の方々から参加申込をいただいています。(敬称略、手動で随時更新)

氏名(所属)
提供予定の話題(発表テーマ)
神谷 健一
(大阪工業大学)
・不規則動詞変化形提示ツール
木村 修平
(立命館大学)
・USTREAMを使った補講コース
・動画ポートフォリオサイトの試作品
近藤 雪絵
(立命館大学)
清原 文代
(大阪府立大学)
・iPhone用の中国語聞き取り練習教材、及び中国語音声認識を使用した発音練習教材 ーFileMaker Goを使用してー
・Web教材への窓口としての電子書籍 ー電子書籍作成プラットフォーム「パブー」を使用したPDF、EPUB、mobiの作成ー
増村 洋彰
(株式会社リオス)
・通常講義室での授業支援 ー携帯端末の用途と課題ー
今尾 康裕
(大阪大学)
・CasualTranscriber
森 真幸
(大阪大学)
・ipad辞書に仏和辞書を追加(構想)
・IPEditorの改変(構想)
山本 勝巳
(流通科学大学)
古賀 友也
(早稲田大学 院生)

(提供予定のネタはないけど、とりあえず参加だけ!も大歓迎です。)


当日のテーマ(時間は目安、途中休憩あり)
14:00〜
・新規参加者の自己紹介
・第1回研究会を振り返る
・新規参加者から第1回参加者への質問とディスカッション
15:00〜
・開発者によるショーケース形式での発表(第2弾)
・開発者による、こんなツールを作りたい!(新企画)
・原作者として、こんなツールがあったらいいな!(新企画)
・実践者として、ツールを使った授業を考えました!(新企画)
・ディスカッション
16:30〜
・夏以降の具体的な活動計画について

会場案内
大阪市旭区大宮5-16-1 大阪工業大学(大宮キャンパス)

バス利用の場合:大阪駅前から市バス34 号系統守口車庫前行き(赤2番のりば)
「中宮」(大阪工大前)まで約20分

下車後、高架に沿って左手に進むと徒歩2分ほどで正門前に出ます。正門をくぐって左の1号館の中央のエレベーターで10階へ、フロア中央に研究会場の神谷講師室があります。(会場変更の場合は事前にお知らせします)

その他の経路(上記アクセスマップをご利用ください)
地下鉄 千林大宮(谷町線)または太子橋今市(谷町線・今里筋線)から徒歩12分
京阪 千林から徒歩20分

2013年6月9日日曜日

2013.3.19 第1回研究会 議論のまとめ


第1回研究会では以下のような議論がありました。(文中敬称略です。)

参加者:8名
神谷健一(大阪工業大学)後藤一章(摂南大学)森真幸(大阪大学)
木村修平(立命館大学)今尾康裕(大阪大学)田原憲和(立命館大学)
藤村敬次(株式会社国際コミュニケーション研究所)増村洋彰(株式会社リオス)

自己紹介と関連キーワード
神谷:ファイルメーカーによる開発
後藤:コーパスを使った情報抽出、コロケーション、テキスト処理
森:コンピュータグラフィックス、CALL、中国語学習用ツール
木村:ICTと英語教育を同時に
田原:ドイツ語教育用ツール
藤村:英語研修、アイデアを外部委託で
増村:パソコン教室や大学の情報処理システム、データベース、e-learning
今尾:言語テスト、Macのソフト開発、コンコーダンスソフト等の開発

神谷より趣旨説明と活動計画
・既存のシステムではなく何か新しいシステムを作りたい、「(既存のシステムで)授業実践して効果があった」にとどまらない研究
・新しい語学教育のモデルと開発者の横のつながりをつくる
・開発者、原作者、実践者
・授業実践者の普段の取り組みの中でエクスポートできるものはエクスポートする、教員のノウハウを共有するための条件整備の記述
・学習者支援型ツールと教員支援型ツール
・外国語教育でこういうニーズがあるんだけど、こういうツールって開発できないか?

参加者間の質疑応答・ディスカッションで扱われた話題
・CasualConcについて(今尾)
・ティーチングポートフォリオについて(木村・田原)
・授業で使うコンピュータソフトのあり方(後藤・神谷)
・語彙学習に特化したシステム(藤村)
・オンラインだがメンバー内で共有する仕組み(増村)
・教員のICT活用レベル(木村)
・実装前のモデルで止まってしまう研究、実用までの「今後の課題」が何十年もかかりそうな開発(神谷)
・CALL教室をこれからどうしていくか、BYODの考え方(森・木村)
・ネットアカデミーやシステムの効果(木村・森・増村)
・モバイルかPCか(藤村・今尾)
・モバイルアプリ開発の際に問題となる年齢制限(森)
・iOSかアンドロイドか(今尾)
・システムの互換性(木村・今尾)
・ユーザー認証の問題(森・木村)

開発者によるショーケース発表と関連ディスカッション
【今尾】
・論文を書く時の英語表現を探すためのコンコーダンスソフト CasualConc
・学習者コーパスの利用
・開発言語と処理速度
・教材作成の際の文字起こし支援ソフト
・統計ソフトRにGUIをつける

【森】
・ほうれん草ブタのCG、映像制御とオーサリングツール
・言語教育に特化したLMSのWebOCM/Web4u
・テキスト、音声、画像、動画による語彙情報が表示可能なマルチメディア辞書
・中国語辞書 tOCM Lite
・データは内部に置くか、外部に置くか

【木村】
・発信型英語教育とICT教育
・BYOD(Bring Your Own Device)による書斎、知的生産空間としてのパソコン
・教育支援ソフトの3つのレイヤー:現場フロントエンド用、中間利用、バックヤード用(プロ専用)
・フロントエンドとしてのTwitter
・スポ健ナビ、学生の英語プレゼンのアーカイブとポートフォリオ化
・バックヤード用ソフトとしてのLangDraw 3の開発と拡張
・MOOCの時代と小規模な動画利用教育

【田原・神谷】
・ドイツ語動詞変化形提示ツールの利用
・モバイルアプリへの応用
・7言語に対応した動詞変化形ツール
・4択問題作成ツールとデータの多目的利用
・試験問題の著作権について
・テスト理論と試験問題の公開
・シンプルなインターフェイス

【後藤】
・テキストに品詞情報をつけることができるGoTaggerについて
・細かすぎる品詞タグを教育用に応用するためには?学生目線、学校文法の観点からみた構文解析
・LangDraw 3とのコラボは可能か?

今後の展望
・メーリングリストを開設する?
・研究会の名前は?(保留)外国語教育ツール開発研究会?
・研究会の目的をはっきりさせてから名称も
・開発者目線で見た時の外国語教育改善のためのツールの方向性は?
・いま、ICTを活用した外国語教育工具の周辺には何があるのか?特に開発者の立場から