2013年6月9日日曜日

2013.3.19 第1回研究会 議論のまとめ


第1回研究会では以下のような議論がありました。(文中敬称略です。)

参加者:8名
神谷健一(大阪工業大学)後藤一章(摂南大学)森真幸(大阪大学)
木村修平(立命館大学)今尾康裕(大阪大学)田原憲和(立命館大学)
藤村敬次(株式会社国際コミュニケーション研究所)増村洋彰(株式会社リオス)

自己紹介と関連キーワード
神谷:ファイルメーカーによる開発
後藤:コーパスを使った情報抽出、コロケーション、テキスト処理
森:コンピュータグラフィックス、CALL、中国語学習用ツール
木村:ICTと英語教育を同時に
田原:ドイツ語教育用ツール
藤村:英語研修、アイデアを外部委託で
増村:パソコン教室や大学の情報処理システム、データベース、e-learning
今尾:言語テスト、Macのソフト開発、コンコーダンスソフト等の開発

神谷より趣旨説明と活動計画
・既存のシステムではなく何か新しいシステムを作りたい、「(既存のシステムで)授業実践して効果があった」にとどまらない研究
・新しい語学教育のモデルと開発者の横のつながりをつくる
・開発者、原作者、実践者
・授業実践者の普段の取り組みの中でエクスポートできるものはエクスポートする、教員のノウハウを共有するための条件整備の記述
・学習者支援型ツールと教員支援型ツール
・外国語教育でこういうニーズがあるんだけど、こういうツールって開発できないか?

参加者間の質疑応答・ディスカッションで扱われた話題
・CasualConcについて(今尾)
・ティーチングポートフォリオについて(木村・田原)
・授業で使うコンピュータソフトのあり方(後藤・神谷)
・語彙学習に特化したシステム(藤村)
・オンラインだがメンバー内で共有する仕組み(増村)
・教員のICT活用レベル(木村)
・実装前のモデルで止まってしまう研究、実用までの「今後の課題」が何十年もかかりそうな開発(神谷)
・CALL教室をこれからどうしていくか、BYODの考え方(森・木村)
・ネットアカデミーやシステムの効果(木村・森・増村)
・モバイルかPCか(藤村・今尾)
・モバイルアプリ開発の際に問題となる年齢制限(森)
・iOSかアンドロイドか(今尾)
・システムの互換性(木村・今尾)
・ユーザー認証の問題(森・木村)

開発者によるショーケース発表と関連ディスカッション
【今尾】
・論文を書く時の英語表現を探すためのコンコーダンスソフト CasualConc
・学習者コーパスの利用
・開発言語と処理速度
・教材作成の際の文字起こし支援ソフト
・統計ソフトRにGUIをつける

【森】
・ほうれん草ブタのCG、映像制御とオーサリングツール
・言語教育に特化したLMSのWebOCM/Web4u
・テキスト、音声、画像、動画による語彙情報が表示可能なマルチメディア辞書
・中国語辞書 tOCM Lite
・データは内部に置くか、外部に置くか

【木村】
・発信型英語教育とICT教育
・BYOD(Bring Your Own Device)による書斎、知的生産空間としてのパソコン
・教育支援ソフトの3つのレイヤー:現場フロントエンド用、中間利用、バックヤード用(プロ専用)
・フロントエンドとしてのTwitter
・スポ健ナビ、学生の英語プレゼンのアーカイブとポートフォリオ化
・バックヤード用ソフトとしてのLangDraw 3の開発と拡張
・MOOCの時代と小規模な動画利用教育

【田原・神谷】
・ドイツ語動詞変化形提示ツールの利用
・モバイルアプリへの応用
・7言語に対応した動詞変化形ツール
・4択問題作成ツールとデータの多目的利用
・試験問題の著作権について
・テスト理論と試験問題の公開
・シンプルなインターフェイス

【後藤】
・テキストに品詞情報をつけることができるGoTaggerについて
・細かすぎる品詞タグを教育用に応用するためには?学生目線、学校文法の観点からみた構文解析
・LangDraw 3とのコラボは可能か?

今後の展望
・メーリングリストを開設する?
・研究会の名前は?(保留)外国語教育ツール開発研究会?
・研究会の目的をはっきりさせてから名称も
・開発者目線で見た時の外国語教育改善のためのツールの方向性は?
・いま、ICTを活用した外国語教育工具の周辺には何があるのか?特に開発者の立場から

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